地方に関心のある学生 地域や企業の課題解決へ ビジネスプラン発表/岡山・津山市

行政・公共 最終プレゼンに臨む大学生ら=岡山県津山市で
最終プレゼンに臨む大学生ら=岡山県津山市で
         

 地方移住総合情報誌「TURNS」主催の、岡山県津山地域で6月30日から2週間にわたり行われた「TURNS LOCAL COLLEGE(ターンズローカルカレッジ」の最終プレゼンテーションが14日、津山市新魚町のアルネ津山4階市立図書館で開かれ、全国から集った大学生15人が地域や企業が抱える課題に対し解決へ向けたビジネスプランを発表した。

 地方に関心のある大学生が、北海道から沖縄まで全国から交通費も滞在費も「自腹を切って」参加し、津山に滞在しながら市内の企業や地域団体の課題解決案を立案するプログラム。

 インターン先は▽笏本縫製▽院庄林業▽旭ポリスライダー▽城西まちづくり協議会▽津山市商業・交通政策課―の5社・団体。3人1組でヒアリングやフィールドワークを重ねてきた。

 プレゼンテーションはインターン先の職員ら約40人が見守るなか、5チームが「城西を世界一のおかげさまのまちに」や「森林大国日本で未来につながる植林活動のリーディングカンパニーに」「サテライトオフィス「COTOYADO(コトヤド)に人を呼び込め」などをテーマに行った。

 最優秀に輝いた笏本縫製チームは立教大観光学部4年の大高大陽さん、高知県四万十町地域おこし協力隊の岩﨑姫無さん、青山学院大コミュニティ人間科学部3年の池田愛百合さん。よさこいチーム「SHAKUNONE」を結成し、オリジナルネクタイブランド「SHAKUNONE」を津山、そして日本が誇る世界的ブランドに育てるプランを発表した。

 「名前さえ知らなかった津山というまちで、特別な人たちと出会い、ずっと一緒にいたいと思える仲間ができた。ここがスタート。この縁を生かしたい」などと話していた。

 「TURNS LOCAL COLLEGE」は全国で開催する予定で、第3期となる次回は9月2日から15日まで山梨県丹波山村で開かれる。

修了証授与式のあと記念撮影した参加者
修了証授与式のあと記念撮影した参加者


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